手賀沼の蓮(ハス)自生地

浜田ほづみ、鑑賞桟橋設置を推進

手賀沼の蓮(ハス)自生地

柏市岩井地先の手賀沼には蓮の群生地があります。

蓮(ハス)

 手賀沼の柏市岩井から箕輪にわたる水面に見事なハス自生地があります。この由来は、昭和23年頃、岩井地区の農家が市場出荷するために市川市の行徳から種根を取りよせ、沼内の浅瀬や、付近の水田で栽培していたものだといわれています。当時の手賀沼には、完全な堤防もなかったので、根茎が沼地内へ伸びたり、出荷時に沼の澄んだ水で蓮根を洗った際に不良品として捨てられたものが自生し、50年の歳月を経て10ヘクタールにも及ぶ大群生地となりました。又、蓮葉の下は小魚の産卵場所となっており、蓮の実は手賀沼で越冬する鴨等、水鳥の貴重な餌となっています。


 手賀沼は、遠い昔から先人達と共に、この地を育んできました。その沼が、全国の湖沼の中で、汚染度ワーストワンという汚名ばかりをアッピールされ続けてきたことは、不本意なことでありました。手賀沼のハスほど大規模な自生地は、関東近辺では、他に類を見ないそうであります。この自生地を、多くの人々に見て頂き、手賀沼浄化の啓発と同時に、全国一美しいハスの自生地として名を轟かせたいものであります。

 この自生地付近に設置されている観賞桟橋は、私が千葉県議会議員として初当選し、初めての要望で実現した千葉県事業であります。8月初旬の特に暑い日であったと記憶しておりますが、手賀沼漁業組合長の深山正巳氏に船を出して頂き、当時、沼南町長であった相馬正義氏と、千葉県環境部長であられた伊藤氏に、ご理解を頂くためハス自生地へ案内したことが懐かしく思い出されます。この桟橋の設置にあたっては、手賀沼漁業組合をはじめ関係機関や多くの方々の多大なご支援、ご理解がありました。毎年シーズン中は、3万人を超える方々が観賞に訪れております。写真、絵、俳句、短歌の創作の場として地域文化の向上にも貢献しております。

 

 この桟橋に使用されている木材は、アフリカ産の非常に堅いものであり、50年ぐらいは耐えられるといわれております。ちなみに、この事業費としては、約7500万余円であります。

 是非、観賞して頂ければ幸いであります。




























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