持法院の百日紅・曼珠沙華

登慶山如意輪寺持法院境内の花々

持法院の百日紅・曼珠沙華

百日紅(ひゃくじっこう)

 柏市藤ヶ谷には天台宗の持法院があります。場所は、柏市中心部からですと国道16号を千葉市方面へ進み、「藤ヶ谷」交差点を左折、300m程直進したところです。地域では花の名所として知られた場所でしたが、数年前新聞報道されてからは、特に開花時期には訪れる人々で賑わっております。

 持法院の境内には、日清戦争記念に植えられた百日紅の古木があります。百日紅は、長期にわたって花が咲きつづけることからこの名がついたとも云われ、また、樹幹の肌がつるつるしているため、さるすべりとも呼ばれております。

 百日紅が満開のころ、境内では句会が開かれ、句碑も建立されております。その句碑には、著名な俳人である勝又一透先生が詠んだ「さるすべり こぼれまろべる 田風かな」という、百日紅の花が田んぼから吹く風に散り、ころころと地面を転がる様を詠んだ句も刻まれております。

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)

 秋のお彼岸の頃に咲くことから「彼岸花」とも呼ばれる「曼珠沙華」は、梵語で「天上の花」という意味を持っていて、法華経の中にも出てきます。

 日本には稲作と共に中国からやってきたと云われておりますが、「地獄花」「幽霊花」など不気味な呼び名が多く、万葉集を始めとする古典文学にその名が出てくることはほとんどありませんでした。茎に毒が含まれているためなのか、花が終わってから葉が出てくるという珍しい生長をするなど、妖しく毒々しい雰囲気がある曼珠沙華は日本人には嫌われることが多かったのかもしれません。

 近年は曼珠沙華の美しさが再評価され、秋の訪れを告げる花とされております。なかには黄色や白色の曼珠沙華もあるようです。持法院の境内やその周辺でも、毎年秋になると曼珠沙華が一斉に開花します。見頃はお彼岸の中日ころです。








































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